桜の名所近く、眺めのいい里山民家

桜の名所近く、眺めのいい里山民家

成約済み。飲食店へ改装。

民家1300万円

北杜の桜の名所の一つとして名高い「神田大糸桜」。
樹齢400年のエドヒガンザクラの変種で、県の天然記念物に指定されている。
桜のある松向神田(しょうこうしんでん)の集落内にはその桜の孫やひ孫にあたる木があちこちの民家に育っており、春になると残雪の八ヶ岳や甲斐駒ヶ岳を望みながら一斉に咲いた桜を楽しむことができる。

本物件は大糸桜から歩いて5分ほどの高台にある。
目の前の田んぼ越し正面に富士山、さらには両脇に茅ヶ岳・金峰山などの奥秩父山連山、甲斐駒ヶ岳・鳳凰三山などの南アルプス連峰をパノラマで見渡す。

母屋の建物は昭和59年築の典型的な田の字型日本家屋。
柱にはヒノキ、土台には栗の木を用い、欄間や襖などの建具の造作も格調高い。
古い民家は往々にして床が傷んでいることも多いが、この住宅は奥座敷までいい状態が保たれている。
一方で台所や浴室などの水回りは使用可能ではあるが、時代を経た古さは感じられる。

母屋に加え、離れ、土蔵2棟、農機具置き場がある。
また、目の前の田約420坪も借りられる。(農業資格を取れば取得も可能)

所有者は1年ほど前までここで暮らしていたが、高齢となり子との同居を始めた。
現在も定期的に管理に来ており、住宅の風通しや田の除草、裏庭の下草刈りなどが行われている。
その管理も負担になり、売却することにしたもの。
農機具や家財は現状では残ったままになっており、買主が必要なものを残したうえですべて撤去しての引き渡しとなる。

設備は消耗時期に来ており、瑕疵担保責任は売主側では負担しない。
天井に雨漏り跡があるが、修繕済み。
建物、土地境界とも現況有姿とする。

新規就農希望者、工房など、多目的な暮らしを望む人に向く。

<物件データ>
所在地:山梨県北杜市小淵沢町松向
土 地:宅地708.01㎡(214.17坪)山林860㎡(260.15坪)雑種地144㎡(43.56坪) 計1712.01㎡(517.88坪)
建 物:母屋:木造瓦葺平家建134.94㎡(40.81坪)昭和59年11月築 約8帖増築部分あり未登記  離れ:19.44㎡(5.88坪)昭和57年築未登記 土蔵2棟、農機具小屋未登記
方 角:南向き
接道:東南側が幅5m舗装公道に間口約4m接する
都市計画:区域外(県知事の指定する区域Ⅱ)
建ぺい率:60% 容積率:200%
条 例:北杜市まちづくり条例
設 備:電気、公営水道、本下水、PG
交 通:JR中央線小淵沢駅より4.2km、中央道小淵沢ICより5.6km
周辺環境:駅前商店街へ約4km、スーパーへ約5.5km、診療所へ約4.5km、コンビニへ約3km、小学校へ約3.4km、中学校へ約4.4km

母屋の外観
進入路越しに望む富士山と里山の風景
田んぼ越しに望む富士山、南アルプス連峰
玄関より左の座敷。布団や家具などの私物が残っているが、状態がよく使えるものもあるので、買主と相談の上処分する予定。
縁側からは暖かい日差しも入る。
玄関より右の居間
台所と食堂
浴室
洗面所
トイレ。水洗で公共下水に接続済み。
玄関、犬走り、その左にあるのが離れ。離れは物づくりの工房としてもよい。
農機具置き場。トラクターなどの機具は置いていく。
裏庭のヒノキ林。屋敷神様が安置されている。所有者が変わったら清め払いをし、継続してお守りしていくとよい。
田んぼから南アルプスを望む。田んぼは物件と同人の所有で、借用可能。約420坪。定期的に耕運機をかけて除草してきた。
座敷の欄間も凝った造り。