いいこと探訪6 北杜市郷土資料館 講師・水原康道氏ーふるさと民族塾

水原康道氏が講師の北杜市郷土資料館にて開かれているこの講座、~孫に語り伝える地域の暮らし~を副題とし、本年8月から毎月1回8回に渡り開催されています。

一般教養としての民俗学をベースに、北杜市及び山梨県に関する民族事例を紹介しつつ、各テーマ(盆行事・境界・日本人の自然観・日本人の世界観・正月行事・人生の通過儀礼・暦と暮らし)が身近に感じられるように分かりやすく、取り上げられています。

第3回目までの参加者の感想からは、「普段何気なく感じていたことの根拠や、それらの成り立ちに触れ、これからの自らの行動につなげたい。」といった様子が伺うことができ、今までの自分を考えさせてくれる、講座の内容であるといえそうです。

生涯学習の講座といえば、お仕事を務め上げた先輩方の受講が多いと聞きますが、昔は代々語り継がれていたこの様な内容は、私のような子育て世代こそが、いま身を持って吸収することが求められ、次世代のためにも、とても大切な位置づけの講座であると感じます。

講座も残り4回ですが、定員を超える参加応募に、来年度も開催したいと資料館では考えているそうです。(広報)