いいこと探訪9 地域づくりのきっかけー北杜♡交流会

今の北杜の元気の源ともいえるこの北杜交流会は、北杜市に携わり日々活動している方々の視野を広げるために企画された異業種交流会です。

まちこぶの一員でこれまでに参加した者からも、この取り組みがまちづくりのきっかけになっていると話題になり、今回紹介させていただきます。

フェイスブックを使った呼び掛けで、平成24年8月より毎月開催され、既に20回目を迎えました。この3月は小淵沢町にある食堂「やまよし」を会場に、町内外から30人ほど集まり、地域に熱い思いのある方々により、今回も地域

活性のきっかけに繋がる交流が行われました。

既にこの場から具体的な取り組みが生まれたり、ここでのつながりがあったから活発になっているといえるイベントも、数多く存在しています。

交流会によってつながった新しい出会いから、北杜市を盛り上げる新しい何かがうまれることを望んで、浅川裕介さん(北杜市役所勤務)・輿水啓星さん(株式会社nanairo代表取締役)の発起で始まったこの会ですが、その特徴を輿水さんにうかがうと、「3時間3千円飲み放題食べ物付き(笑)」と、元気で楽しそうな印象を強調されましたが、毎月第1木曜日20時から23時に市内の飲食店で北杜市に携わっている老若男女が集まり、PRタイムが設けられている以外は、参加者が語り合うシンプルな交流の場になっていて、その分かり易さと元気さが、この会の魅力といえそうです。

毎回ダブルコインバスを峡北交通さんと参加者で企画され移動距離の長い市内の夜道を、お酒をいただいても安心して参加できる仕組みが確立しているのは、参加者の前向きな姿勢から成り立つもので、地域財政の悩みである路線バスなどの懸案解決も、こういったところから見出だせるのかも知れません。

今後もこの交流会から、地域づくりの何かがうまれそうで、自らが参加する以外でも、とても期待しています。

いいこと探訪7 エフエム八ヶ岳放送枠ー「北杜市議会だより」

北杜市議会議員の有志により、エフエム八ヶ岳のデイ・イン・ライフ火曜 生活なんでもQ&A (9時 11時 17時 19時)放送枠(45分間)で、議会報告が行われています。

3月6月9月12月の市議会定例会の各翌月に、議案及び代表質問と一般質問の説明から、トピックス的に特に重要と思われる議案についてなど、局のサポートスタッフの方を聴き手に、会派を跨いだ議員の方々との会談形式で、議会の様子が語られています。

持続可能な地域づくりには、市民の政治への関心は欠かすことの出来ないことであると、政治についてご寄稿をいただいている西寺雅也教授の文面にも度々取り上げられていますが、この放送は議会傍聴やCATV中継視聴とはまた違った、市民が政治に意識を持てる貴重な機会と言えそうです。(広報)

いいこと探訪6 北杜市郷土資料館 講師・水原康道氏ーふるさと民族塾

水原康道氏が講師の北杜市郷土資料館にて開かれているこの講座、~孫に語り伝える地域の暮らし~を副題とし、本年8月から毎月1回8回に渡り開催されています。

一般教養としての民俗学をベースに、北杜市及び山梨県に関する民族事例を紹介しつつ、各テーマ(盆行事・境界・日本人の自然観・日本人の世界観・正月行事・人生の通過儀礼・暦と暮らし)が身近に感じられるように分かりやすく、取り上げられています。

第3回目までの参加者の感想からは、「普段何気なく感じていたことの根拠や、それらの成り立ちに触れ、これからの自らの行動につなげたい。」といった様子が伺うことができ、今までの自分を考えさせてくれる、講座の内容であるといえそうです。

生涯学習の講座といえば、お仕事を務め上げた先輩方の受講が多いと聞きますが、昔は代々語り継がれていたこの様な内容は、私のような子育て世代こそが、いま身を持って吸収することが求められ、次世代のためにも、とても大切な位置づけの講座であると感じます。

講座も残り4回ですが、定員を超える参加応募に、来年度も開催したいと資料館では考えているそうです。(広報)

いいこと探訪5 薮内正幸美術館・㈱エンウィット 「北杜野鳥MAP」

 野鳥からのつながり

八ヶ岳や南アルプスに囲まれた北杜市には、四季を通じて様々な野鳥が訪れます。

このマップは、はじめての方にも気軽にバードウォッチングを楽しんでいただけるよう、地元の方々と探鳥地や野鳥

関連施設をまとめたパンフレットで、山梨東京のいくつかの施設で無料配布されています。

この企画は小淵沢町の(株)エンウィットと白州町の薮内正幸美術館によるもので、動物細密画家・薮内正幸さんのイラスト提供と、市内の野鳥や自然に関わる方々や組織の編集協力を受け制作されました。

観光業を主体としたマップやガイドブック的なパンフレットの多い中、野鳥という切り口でまとめられた貴重な資料でもあります。

MAPを広げると薮内正幸さんの精密で美しい鳥が散りばめられ、鳥に添えられたQRコードからはスマートフォンなどでその鳥の鳴き声を聞くことができます。

野鳥や自然と親しむことのできる自然観察会の情報や、施設や場所の情報もまとめられていて、野鳥と親しむきっかけが満載です。

野鳥マップというきっかけで市内の野鳥や自然に関わる方々が連携することが出来たこの企画は、「まちづくり」という言葉を掲げずにも自然体での大切な地域づくりに貢献しているものです。

自らの興味の強い分野で地域のことを考えると、地域づくりに大きな一歩を踏み込むことが出来そうですね。

(まちこぶ広報)

是非、北杜の野鳥と人に会いに来てください。

いいこと探訪4 小淵沢ペンション振興会-「風のたより」編集会議

小淵沢ペンション振興会が発行する「八ヶ岳 風のたより」。秋深い11月の編集会議と12月の貼付作業にお邪魔させていただいてきました。

1997年の夏に創刊された「風のたより」は季節ごとに発行され、おじゃまさせていただいた時で62号、既にこの春63号が発行されました。(小淵沢駅前観光案内所などでも手に入ります。)

年月を重ねる中で、時代の流れに沿うように、参加するペンション総数は少なくなったものの、活気ある編集光景を拝見させていただくことが出来ました。

編集会議は、メンバーであるペンションオーナーの方々の井戸端的な情報交換から始まり、記事構成が行われ、担当記事などの役割分担確認が行われます。貼付け作業では、パソコンでの文字起こし切り貼り作業、そして当誌の特徴とも言える小見出し文字が、最後に書き加えられ、印刷まで分担され完成します。

和気藹(あい)々と歌も飛び出す編集作業からは、紙面からも溢れる楽しさを感じます。

内容は、季節ごとに楽しめるこの八ヶ岳の情報や文化などが満載で、この地に訪れる人がここを楽しんでいただくには、欠かせない情報誌の一つと言えます。

こういったまちづくりに欠かせない場がありましたら、是非情報をお寄せください。

(まちこぶ広報)

いいこと探訪3~日本風景街道~八ヶ岳南麓風景街道の会

本誌にて、ここ数回に渡り紹介しました、様々な取り組みをしている八ヶ岳南麓風景街道の会ですが、日本風景街道(シーニック・バイウェイ・ジャパン)という、国土交通省が取り組む運動の128団体の一つに登録されています。

日本風景街道は、郷土愛を育み、日本列島の魅力・美しさを発見、創出するとともに、多様な主体による協働のもと、景観、自然、歴史、文化等の地域資源を活かした国民的な原風景を創成する運動を促し、以って、地域活性化、観光振興に寄与し、これにより、国土文化の再興の一助となることを目的として、2005年12月の戦略会議より、2007年9月の登録スタートなどを経て、全国各地の取り組みをつなげています。

事業仕分けの対象になるなど苦しい時期もありましたが、官民連携・中間支援などこれからの地域づくりに重要な役割にあることを、それぞれ苦しい中再認識し、活発に活動する団体が多く、道の駅との連携も本年より取り組みが始まっています。

10月25・26日と開催された「風景街道サミットinあさま」など、八ヶ岳南麓風景街道の会からは、山梨県2名・北杜市1名・民間3名で参加し、学びと交流の機会を前向きに取り組んでいます。

地域づくりで風景や観光交流などが重要といえるこの北杜市のまちづくりで、日本風景街道のような取り組みは、地域一丸で育んで行かなければならない取り組みと言えます。

いいこと探訪2ーエコひいき地産地消協力店 北杜市役所産業観光部食と農の杜づくり課

ショップまちこぶも登録されている、北杜市食と農の杜づくり課の事業のひとつ「エコひいき地産地消協力店登録店制度」があります。

北杜市が全国に誇る自然の恵みから育まれる農畜産物を積極的に活用し、この素晴らしい大地を次世代に残すために環境保全にも取り組む事業者を、北杜市が積極的に応援していこうというものです。

この制度自体も面白く大切な取り組みですが、食と農の杜づくり課という部署名にも取り組みへの思いを感じることができます。課の成り立ちには、従来の縦割り的な行政に対して横断的な取り組みをするために、若手職員からの働きがけで平成22年度からスタートしているなどの背景があります。まちづくり目線で見ても貴重な存在といえ、このような取り組みを今後、更に広げることが求められると感じます。

課のホームページを見ると左のバナー画像が掲載されています。この食と農の杜づくり課の代表的な取り組みです。

今回取材に応じていただいた浅川裕介さんから語られた、身土不二を重んじた食育・地産地消活動には、それぞれの取り組みへの情熱と職務への誇りを感じ、市民も一緒に推進して未来をつくれる希望を大きく持つことが出来ました。(まちこぶ広報)

いいこと探訪1 – 自然いろシート普及委員会

まちこぶ環境部が参加する、八ヶ岳南麓風景街道の会に、本年度より参加している団体に、自然いろシート普及委員会(以下略・自然いろ)があります。

自然いろは、建築系職人6名から設立されました。職人たちは、普段からブルーシートへの違和感を覚えていましたが、そこに、ある縁で景観に配慮した自然色のシートが現場に届き、その効果に心を打たれました。まだ広く知られていないため、普及活動をしようと再度集まり、この団体をスタートしました。

自然いろの現在の活動は、市周辺でメンバーが知人を介した口コミの他に、ホームページやインターネット・SNSを使った周知展開もしています。風景街道の会を通じて、県美しい県土づくり推進室の協力の下、県主催のイベントなどへの展示を積極的に行なっています。11月にある県民の日行事(小瀬)に出展する計画も進んでいます。

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