こぶちざわの夏祭りーすずらん祭り

本年も小淵沢駅前商店街で、8月14日14時から21時まで「すずらん祭り」が開催されます。

商工会青年部を中心とする、すずらん祭り実行委員会では、おまつりの準備が進んでいます。太鼓や神輿、盆踊りなどの練習、保育園では子供手作り提灯、その他様々な地域総出の、お祭りならではの光景です。

祭りが近づくと提灯が商店街の軒先に隅々まで飾られます。

この提灯が飾られると、涼しい小淵沢のまちにも夏の訪れを感じさせてくれます。当日の太鼓や神輿の迫力から、太鼓を手に駅前通りを練り歩く練り込み囃子(ばやし)の調子の良さは、真夏のゆっくりと進む夕暮れとまつりの記憶をよみがえらせてくれます。

今年も練り込み囃子の参加者とフリーマーケット出店者を募集しています。練り込みは☎36-3155(宮沢)まで、出店は☎36-3115(実行委員会)までお問い合わせください。

淵の音太鼓演奏や、ジャズバンド・ダンディーズによる演奏ほか、ご当地○×クイズや大抽選会、引き馬体験、フリーマーケットなど、どなたが来ても楽しめる盛り沢山な催しです。

14日は賑わいと懐かしさとを感じに、商店街までお越しください。

「八ヶ岳ホースショーinこぶちさわ」が、すずらん祭りの前、7月26日15時から21時まで、山梨県馬術競技場にて、開かれます。

「馬のまちこぶちさわ」今年も馬づくしの一日です。

平成二六年豪雪でのできごとー大雪の後の市民の声

駅前商店街を中心に大雪直後を振り返ってもらった所、幅広い声を頂きました。

普段から雪が降った時は、連携を組んで雪を運び出している地域は、この大雪でも比較的早く除雪が済み、日常への回復が早かったようです。

物流に関しては、買い物客も動くことが出来ないため、仕入れが遅れても販売への支障は無かったようです。

実生活では、救急車を必要とする急病人が数人あり、病院や救急車の入れる場所まで地域総出で除雪し、担架の通れる道を確保したそうです。

帝京第三高校の生徒さんらが、10人ぐらいで駅前周辺の除雪を手伝ってくれた話も、地域としては大変有り難く除雪が進んだ以上に、気持ちの支えになる出来事でした。

雪を飛ばすことの出来る、手押しの除雪機を所有していた方は、長年使うことがなく眠っていたが、今回は大変活躍したそうです。

駅前観光案内所では、オリンピックと重なったなど情報が届かないと、道路情報の問い合わせが多く、インターネットでの、ライブカメラでの道路状況中継のアクセスが多かったと、管理者の声もありました。

携帯電話の緊急災害速報があった富士見町のものを着信していた方は、北杜市内の速報もあれば、来訪の方のためにも、よかったのではとの声もありました。

2月14日15日の大雪による記録ー平成二六年豪雪と小淵沢

平成26年2月14日朝から降り始めた雪は、夕方から15日朝にかけて大雪となり、甲府では観測史上初の114センチを記録しました。正式な観測記録はありませんが、小淵沢では150センチ前後の積雪があったと言われています。

小淵沢の地域的な被害状況ですが、記録的な大雪のため町内での交通は、17日18日になってにわかに動き始めるにとどまり、17日の中央自動車道の復旧後も、一般道の除雪が進まず渋滞が予測されることから、小淵沢ICが利用できるようになったのが、19日午後という状況でした。

国道20号から小淵沢に向うルートでは、松木坂で五十数台の車が動けず、ループ橋も重機が進むのも困難な状態にあったようです。他でも各地で立ち往生し乗り捨てられた車が多数存在し、除雪が遅れる要素でもありました。

上の写真は18日午後の小淵沢駅前商店街から中央に駅を見たものですが、この時点でも、まだ一台がやっと通れる程度の道路状況でした。その下の写真の駅前観光案内所もほぼ同時刻のものです。

中心市街地以外では、孤立世帯も多く、大通りまでの除雪が済んで、買い物に出られるまで一週間以上かかったとの声もありました。

日常と同じような移動が出来る様になったのは、十日から二週間経ってからで、交通以外でも、ビニールハウスや屋根付き駐車場などの倒壊があり、農業被害も出ています。

小淵沢駅では、電車が不通になったことにより、30人ほど電車内に泊まることになったり、総合支所などは避難所として開放されたため一時50人が避難する状況も出ました。

各地で帰宅困難な方のための炊き出しや、助け合いがあったことなどは、災害での心を救われた情報でした。

小淵沢文化協会よりー小淵沢地区文化祭について

1.平成25年度の文化祭

第8回(通算51回)小淵沢地区文化祭は平成25年10月26日 (土)と27日(日)の2日間にわたって生涯学習センター小淵沢を会場に開催されました。出展作品約2000点、芸能発表参加者200人来場者は延べ1500人という大規模のものでありました。

人間の行動はすべて思いによって導かれます。行動とは表現すること。思いは心の叫び。心の叫びの表現には小説、詩、短歌、俳句、絵画、書、彫刻、写真、陶芸、手芸、料理、園芸、工作、華道、茶道、舞踊、器楽、声楽、演劇など様々な方法があります。

町内にはこうした表現方法を磨いている人々が多数おり、同好の士が集まってグループを編成し、それらが集まって文化協会を構成しています。現在文化協会には18部門38団体が登録されており活動会員は約500人です。文化祭はこのメンバーが1年間の活動成果を発表・展示する場です。各メンバー・団体は文化祭を目指して日頃努力し力をつけており小淵沢の心の豊かさである文化形成に大きな力となり貢献しております。小淵沢町文化祭への参加は文化協会に登録されていない団体も文協の承認のもと参加ができ、保育園から小・中学校、大学・協賛団体・一般まで参加して開催されております。

 

2.平成26年度の文化祭の開催について

既に色々な場面で知らされている通り小淵沢総合支所が生涯学習センター小淵沢内へ移転します。そのための生涯学習センター小淵沢の改修工事を6月頃から始め平成27年3月末までに移転完了する予定です。

その間、生涯学習センター小淵沢は練習場所としてもまた文化祭会場としても利用することができません。

文協では文化の灯を消すことの無い様どんなことがあっても文化祭を続けようと決意し、教育委員会、総合支所、小中学校、帝京短大、区長会等のご協力をいただきながら調査・検討・依頼をしてまいりました結果、各地区の公民館等の施設を練習会場として利用できるようご協力いただき、小学校を会場として文化祭を開催出来る運びとなりました。

特に小学校は統合小学校創立40周年の節目に当たり、学校と住民の相互理解の促進の好機ととらえ有意義な模様しとなるよう相互に協力して推進致します。

町民各位の絶大なるご理解とご協力をお願い致します。

(小淵沢文化協会会長進藤雅房)

駐在所より 田中富美雄(小淵沢警察官駐在所)ーあんぜん あんしん こぶちさわ

スリップ事故注意

冷え込みが続く毎日ですが、「寒い朝の霜」や「交通量の少ないところでの凍結」など、雪のない時でも早朝深夜は危険ですので、十分注意しましょう。

 

振り込め詐欺(アポ電に注意)

親族を名乗り「風邪をひいて声が変わった」「携帯が壊れて電話番号が変わった」や、信頼ある肩書を名乗る等のアポ電がまず掛かってきます。その後の電話でお金の話が出て、振り込め詐欺に発展していきます。不審に思った時はすぐに相談しましょう。

 

いのしし被害

宮久保地区付近でのイノシシ被害は記憶に新しいと思います。この時期住宅街でも山林に近いところなどは特に注意が必要です。被害を未然に防ぐことは困難ですが、予防のため目撃情報の共有などが出来るように、役場及び警察までご相談又は情報をお寄せ下さい。

 

警察相談ダイヤル☎#9110

まちを学ぶシリーズ7 水原 康道(高福寺住職)ーこだわりの「小淵沢」の地名について(二)

小渕沢の地名の由来を小淵沢町の南端である富士見町の県堺・国界橋付近から長坂町境までに「加倉」「河倉」「鹿倉」の地名から考えてみる。その名称は違うが、その呼称は「カクラ」と言われ、意味は「狩倉(かりくら)」のことである。同一の地名が約五㎞程続くという長い地名である。「カクラ」は七里ヶ岩の崖状で、「大深沢川「小深沢川」など大小の沢で刻まれた地形で、釜無川に接している。

「カクラ」とは、狩猟をする場所を意味する。あるいは狩猟をする集落を意味し、「カクラ」と名前のつく村名もある。沢に刻まれた崖状の地形に「カクラ」の狩猟地名があるのは、その場所が狩猟する最適地(さいてきち)であったからである。勢子(せこ)が獣を沢に追い落とし、沢の出口に通り抜けない柵などを作って追い詰めれば容易に射止めることができる。こう考えると、「沢」の地形は最高の狩猟場となる。

このように考えるならば、「小渕」の語源を「コブチ」の狩猟に由来する地名として考えることができる。「コブチ」とは首打(コウベウチ)が変化した語と言われ、野鳥や獣の首を打ちはさんで捕える罠(わな)を意味する。「クブチ」(弶)の語も獣を捕らえる罠の意味がある。「オソ」という罠の言語があり、上笹尾地区に「御側(おっそば)」の小字名がある。

相模原市に「古淵(こぶち)」の地名があり、近くに「鹿沼台」「淵野辺」の地名が見られる。「淵」の字から水に関する地名と見るではなく、沼地に獣を追い込めると足を沼地に取られ、身動きできないところを射止める狩猟場としての「コブチ」であったのであろう。

ここでは、「沼」が狩場としての罠であり、同様に小渕の「沢」が「カクラ」という狩場としての罠の装置となっている。小淵沢の由来を、「コブチ」の沢、すなわち「狩猟場としての沢」の意味でとして、「小渕」と「沢」を一体に理解することができる。

諏訪大社では、酉の祭り(四月十五日)に鹿七十五頭、猪などを奉納する神事が行われていた。諏訪に近隣する小淵沢町も、その諏訪信仰の影響を受けたであろう。下笹尾地区の諏訪神社由緒に諏訪明神の御狩場として、篠の弓矢を諏訪大社に奉納する伝承ある。富士見町の立場川の「立場」は「タチバ」で、セコが追い出した獲物を射止める場所とも言われる。

白州町の教来石に由来する大磐石(だいばんじゃく)の上で、諏訪明神と蘭渓道隆禅師との問答の昔話があり、双方が鹿猪(しか)の肉を食した後、神・仏のどちらが成仏させる力があるかを競う話しである。

このように小淵沢の地名を狩猟地名と考えることで、諏訪信仰による狩猟文化などを通して地域全体の中で歴史・文化の足跡に改めて眼を向けることができる。

駐在所より 田中富美雄(小淵沢警察官駐在所)ーあんしん あんぜん こぶちさわ

110番の日

1月10日は110番の日です。緊急ダイヤルへの理解と協力をお願いしています。

緊急時は110番、平常時のご相談は#9110番となっておりますのでご活用ください。

緊急☎110

相談☎#9110

 

送り付け商法(詐欺)

注文していない商品を、勝手に送り付け、その人が断らなければ買ったものとみなして、代金を一方的に請求する商法です。健康食品の様なものを送りつけてくる事例が発生しています。家族宛は本人に確認し、分からない物は受け取らない様にしましょう。

 

警察音楽隊  北杜ふれあい演奏会

2月初旬に八ヶ岳やまびこホールにて、警察音楽隊による演奏会が行われます。好評のため整理券入手が困難になっております。詳細は北杜市より発表されますので、ご確認の上ぜひお越しください。

小淵沢駅舎・駅前広場整備事業 平成25年度前半の動き

小淵沢駅関連整備事業について、前号でお伝えした3月17日の市民説明会、その後の動きは、左図想定スケジュー

ル(同説明会資料の一部)にあるように、駅前広場整備に係る実施設計業務の発注、JR東日本と駅舎実施設計の協定締結、東京芸術大学との本事業における連携の委託が、それぞれ実行されています。

今後の予定について、小淵沢駅周辺地域活性化に係る調査研究業務では、小淵沢周辺地区都市再生整備事業推進委員会を前に、ワークショップによる意見収集を予定しているとのことです。

調整役の市当局としては、スケジュールに則った上での様々な要因への対応を求められ、更に市民の理解納得を獲得していくという、調整が難しい事業です。

地域としては将来に渡り駅はまちの印象であり、暮らしに影響のある決定事項です。それぞれが向き合い理解を深め、地域づくりの大切なきっかけと捉えたいところです。

社説・まちづくり的考察ー文化に向き合うとき

この6月22日富士山のユネスコ世界文化遺産登録が決まり、富士五湖地域はもとよりお膝元でもあるこの山梨も、にわかに活気づいている様子が伺えます。

このように世界中から注目を受けると、純粋な文化への共感の広がりとは別に、それに同調した経済効果を期待する、認められたという本質から外れる傾向が強くなりがちです。

三保の松原まで含んだ「信仰の対象と芸術の源泉」と評価されての登録は、裾野まで広がり左右対称な富士山の心揺さぶられる視点場でもあるこの八ヶ岳山麓としても、文化に向き合うには絶好の機会と言えます。

かつて八ヶ岳信仰で賑わっていたこの地としては、自然を元にする文化形成が地域づくりには欠かせない要素といえ、今までの文化に向き合い、今後は何を推し進めていけばよいか考えなおすことを求められたような気がします。

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楽しみや生きがいの仕組みづくりがまちづくりであるとも言え、多くの人が様々な形で地域の文化に向き合える複合的要素のある場作りが、今後の地域形成にはとても大切な要素と言えそうです。

まちづくりに関わる側としては「既にあるそういった施設やイベントを、どうやって地域に根付かせていくか。」「文化に向きあえず荒廃してしまった場をどう立てなおすか。」「新たに築くときの基本をどこに置くか。」などが浮かびますが、地域の皆さんが、それぞれの向き合える分野で文化に向きあうと、色々な改善策が見えてきそうです。

7・27(土)午後3時から午後8時半-第35回八ヶ岳ホースショーinこぶちさわ

すずらん祭りの前に、「馬のまちこぶちさわ」を代表する夏祭り、八ヶ岳ホースショーが開催されます。

こちらは北杜市小淵沢総合支所内に小淵沢の各団体により構成される実行委員会(☎42-1119)を置き、準備が進められています。

山梨県馬術競技場において開かれるこの催し。障害馬術コンテスト、イベント広場、ヒーローショー、引き馬体験、ホースショー、1500発花火打ち上げなど、馬尽くしの一日を、皆様で堪能してください。