ひとことネット講座 ネットでまちづくりーメーリングリスト

電子メールの歴史は諸説ありますが1960年代から使われ始め、メーリングリスト(以後ML)においては1990年前後からで、その電子メールを複数の人に同時に配信する仕組みのことをいいます。

複数の人により協働で取り組むための同時発信ツールには、郵送やFAXなどを使って行われることが一般的でしたが、電子メールの即時性とインターネット事情の変化などにより、郵送やFAXで担ってきた同時発信を現在はMLが、中心になりつつあります。

そんなMLも一部はSNSに取って代わられる面もありますが、インターネットを始めるには電子メールを持つことでもあり携帯電話でも扱えるので、MLは今後も根強い同時発信ツールとして、使われ続けると考えることが出来ます。

ウイルスメールや迷惑メール、成りすましや個人情報の漏洩など、セキュリティにおいて一定の心得を必要としますが、明確なやり取りでの協働を必要とする地域づくりを補助してくれる、ネットツールの中心的存在です。

ひとことネット講座ーネットでまちづくり2(広報)ーブログとSNSの違い

ブログはテーマさえ決めれば個人や組織にとらわれること無く、テーマでまとめていくことの出来る情報発信媒体といえます。

SNSは個人や組織が相互コミュニケーションを行うためのもので、ブログの単発的な記事を元にするコミュニケーションや、画像や動画を元に共感や議論を呼び起こすことができる、ネット上の実社会と捉えることができます。

何れも使い方は向き合った個人の解釈に寄るところが大きくはありますが、そう捉えることで、客観的かつ社会的で前向きな投稿を求められることになります。

プライバシーの設定や、グループの公開非公開などで、更に深い共感を持つ者同士の、踏み込んだコミュニケーションの場としても使うことが出来るのが特徴です。それも実名の延長にあることなので、一定の秩序を持ち、前向きなまちづくり行為の促進につながると言えます。

ブログにしてもホームページにしても、手を挙げて前に出る者だけが目立つ存在として表現する場と言え、実名SNSこそがその中間を取り持つ潤滑油のような、万人が取り組む要素を兼ね備えた、コミュニケーションの道具として、日々使われています。

ひとことネット講座 ネットでまちづくり1(広報)-実名SNSの登場(社会的ネットワーク)

前3号に渡り、安心して使うために抑えたいポイントをまとめて来ましたが、今回からはまちづくりとインターネットの関係についてです。

高速なインターネットが普及してから、一方的なホームページ閲覧型に、双方向コミュニケーション型のSNSが加わり、ネットでまちづくりがみえる状態に変化しました。

個人や団体が仮想現実としてコミュニケーションを図ることが可能で、その記録を多くの人が閲覧できます。

記録が残るので客観性のある発言が必要で、人物も組織も理論も、前向きで客観性あるものが中心になる傾向にあります。実名SNSの登場が、「ネットでまちづくり」という所以(ゆえん)なのです。

ひとことネット講座 3-メールはどこへ行った?

インターネットを使う基本としてのメール。コミュニケーションの手段として、ウェブサービスを使うための登録作業の入り口として、メールは重要な役割を担っています。

メールにも様々な環境があり、最も身近な携帯電話やスマートフォン、パソコンを使っての閲覧、更にそれぞれ形式や閲覧方法などの違いがあり、多様化が進んでいます。

そんなメールの閲覧方法も、Outlookなどのメールソフトから、ブロードバンドが普及した近年では、Internet Explorerの様なウェブブラウザ中心の閲覧に、変わりつつあります。

今多くのメールはインターネット上にあります。誰もが受信して自分のパソコンに保存いたメール、大容量で高速なやり取りが出来るようになり、インターネットに保存されているという状況に変わってきているのです。

逆に考えると、メールもウェブサービスも、アカウントとパスワードで、インターネット上に預ける似たものという、目に見えて状態が近づいています。逆に、この関係と扱いを理解するだけで、よりネットが身近なツールに変わってきます。