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ひとことネット講座 3-メールはどこへ行った?

インターネットを使う基本としてのメール。コミュニケーションの手段として、ウェブサービスを使うための登録作業の入り口として、メールは重要な役割を担っています。

メールにも様々な環境があり、最も身近な携帯電話やスマートフォン、パソコンを使っての閲覧、更にそれぞれ形式や閲覧方法などの違いがあり、多様化が進んでいます。

そんなメールの閲覧方法も、Outlookなどのメールソフトから、ブロードバンドが普及した近年では、Internet Explorerの様なウェブブラウザ中心の閲覧に、変わりつつあります。

今多くのメールはインターネット上にあります。誰もが受信して自分のパソコンに保存いたメール、大容量で高速なやり取りが出来るようになり、インターネットに保存されているという状況に変わってきているのです。

逆に考えると、メールもウェブサービスも、アカウントとパスワードで、インターネット上に預ける似たものという、目に見えて状態が近づいています。逆に、この関係と扱いを理解するだけで、よりネットが身近なツールに変わってきます。

観光案内所・広報-観光協会-「秋の観光キャンペーン」

十月十日、北杜市観光協会小淵沢支部にて、「秋の観光キャンペーン」として、埼玉県三郷市にある「ららぽーと新三郷」にて、役員とまちこぶを含む一般会員より計16名と共に、小淵沢のことを知っていただけるように、馬の町・癒しの町小淵沢の宣伝をしてきました。

まちづくり小淵沢からは、運営委員と観光案内所職員が2名参加し、以前まちこぶで制作した八ヶ岳浪漫紀行などのパンフレットに加え、観光協会支部で事前に地域から集められた『ほくと物語・こぶちさわ(エリアガイドマップ)』など、他多数のパンフレットと、記念品として花苗とクリアファイルを配布しながら訪れる方との交流をはかりました 。

来場者の関心も高く長蛇の列になり、訪れた方から「私達の地域の集まりで小淵沢に行きたい」など、他にも様々な声を聞くことができ、とてもいい機会となりました。

こういった交流の機会は、まちづくりに大切な繋がりを築く取り組みの一つと言えます。

(まちこぶ)

まちこぶ対談③ 代表・小林伸一 田園サスティナブルライフ-著者・中島恵理氏(本文敬称略)

テーマ「様々な視点からのまちづくり(地元学)」

中島 その(区に入るということの)意義は、お金だけ払われるものでなくて、この地域の環境を守るためにとか、自分自身が環境を理解してとか、そういう意義があるっていうことを含めて(の意義)。区自身も非常に良い、都会には無い参加自治の仕組みだと思うんです。

ただ感じているのは、外から来た人や、女性とか子どもたちも参加し難いし、ある意味地元の人たちだけの場になっている。でも仕組み自身は素晴らしい住民参加型のまちづくりを出来る様な基礎になっている。組長とか区長も議会議員も、ほとんど男の人で新しい人もなかなか参加できない。なので変えることが出来れば、若い人も女の人も子どもたちも自由に地域のことを語り合える様な、そういう若干民主的な場になっていけば、もっともっと素晴らしい。

この本の中でも富士見町の神戸(ごうど)での地元学というのを書いているんですけど、地元学の切掛けはアウトレットモールが神戸と富里(とみさと)という地域に出来るということがあって、地元の議員さんから、「反対運動はしたくないけど、本当にその地域にイタリアンアウトレットができることが適切か」って言うことを考えたいという話を相談され。その時に「地元学をやりましょう」というのを提案して、東京から専門家に来てもらって、地域の宝を他所から来た人と地域の人たちが一緒に、地域の人達が先生で、他所から来た人が生徒になって一緒に歩くんですね。だいたい水みちに沿って、植物とか動物とか歴史の道具とか、色んなテーマにそって歩いて、地元の人達に聞きながら、外から来た人たちとか若い人たちが勉強して「これって宝だよね」ってやっていくんですね。

小林 地域を理解するってことですね。

中島 神戸はそういうことを何回かやったんですけど、すごい今元気になっているんです。

地元学には誰でも参加できるんですよね。子どもを含めて若い人も、それも外も中の人も両方居るから出来ている。中の人に教えてもらって外から来た人が再評価・再発見する。

そういうことで皆さんが気づいて、その宝をどう守っていこうかとか、何か課題があればどう解決していこうかとか。そういうことが出きていければ、外からの人も中の人も両方居るので強みに出来る。子どもも結構いい発見をするので、子どもの素朴な。

小林 いいですね。

中島 すごく簡単なんですよね。慣れてくると、議員さんが自分でコーディネーターになってやっていたので。

小林 印象に残ってます。地元学は。

中島 だからまちづくり小淵沢さんでもね、どこかの地区と連携して。

ただ、いくつか地元学やっていたんですけど、地域によってはやった気になって、それで終わってしまうんで、自分でその地域を何とかしたいというその地区の人が居れば、やったことを元に発展していく。普通にやっただけでは、イベントだけに終わってしまう。なので元気な議員さんとか区長さんとか居らっしゃるので巻き込んで、まちづくり小淵沢さんで主催して。

小林 ひとつの手法としていいですね。

中島 気楽にイベントとしてできるんです。

 

    著者紹介:中島恵理氏

環境省・長野県環境部

温暖化対策室課長

平日は環境行政に関わり、休日は家族(夫、息子、娘)と長野県富士見町で、田舎暮らしを楽しんでいる。様々       な団体や地元の市民グループ活動にも参加している。ショップまちこぶにも懇意にしていただいている。

いいこと探訪3~日本風景街道~八ヶ岳南麓風景街道の会

本誌にて、ここ数回に渡り紹介しました、様々な取り組みをしている八ヶ岳南麓風景街道の会ですが、日本風景街道(シーニック・バイウェイ・ジャパン)という、国土交通省が取り組む運動の128団体の一つに登録されています。

日本風景街道は、郷土愛を育み、日本列島の魅力・美しさを発見、創出するとともに、多様な主体による協働のもと、景観、自然、歴史、文化等の地域資源を活かした国民的な原風景を創成する運動を促し、以って、地域活性化、観光振興に寄与し、これにより、国土文化の再興の一助となることを目的として、2005年12月の戦略会議より、2007年9月の登録スタートなどを経て、全国各地の取り組みをつなげています。

事業仕分けの対象になるなど苦しい時期もありましたが、官民連携・中間支援などこれからの地域づくりに重要な役割にあることを、それぞれ苦しい中再認識し、活発に活動する団体が多く、道の駅との連携も本年より取り組みが始まっています。

10月25・26日と開催された「風景街道サミットinあさま」など、八ヶ岳南麓風景街道の会からは、山梨県2名・北杜市1名・民間3名で参加し、学びと交流の機会を前向きに取り組んでいます。

地域づくりで風景や観光交流などが重要といえるこの北杜市のまちづくりで、日本風景街道のような取り組みは、地域一丸で育んで行かなければならない取り組みと言えます。

十一月十八日市長市議選挙を前に-自ら選ぶ代表者

十一月十一日告示十一月十八日投開票で、北杜市長選挙及び市議会議員選挙が開催されます。投票日当日の他、期日前投票や病院や施設又は郵送等による不在者投票などにより、投票することも可能ですので、事前に選挙管理委員会・北杜市役所総務課(☎0551-42-1311)やホームページなどで詳細をご確認ください。

選挙公報は、十一月十五日(木)の朝刊に折り込まれる予定の他、支所等の公共施設などにも備え付け、希望者への郵送も行う予定とされていますので、こちらもご確認ください。

まちこぶでは、この数ヶ月まちこぶ瓦版3回に渡り政治シリーズとして、まちづくりのための大切な政治指標を、前多治見市長で昨年まで山梨学院大学で教鞭をとられていた西寺雅也名古屋学院大学経済学部総合政策学科教授に、台所が政治を変えると題して、夏号では市長について、秋号では議会について、当冬号では有権者について紐解いていただきました。

正に、私たちの台所事情を決めるといえる最も身近で大切な選挙、多くの皆さんの質のいい関心が、いいまちをつくる一番の薬といえるのではないでしょうか。

台所が政治を変える3-「お任せ民主主義」と「市民総評論家」からの脱却を

――選挙を前にして自ら考えたいこと――

いよいよ北杜市の市議会議員・市長選挙が近づいてきました。身近な選挙はなかなか厄介で、支持をするといっても様々な要因がそこには含まれています。個人的に知り合いである、同級生である、地域で議員を出さなければというプレッシャー。必ずしも「政治的な資質」といえるもの、あるいはその人や党の「政策」で選んでいるとは限りません。しかし、そういうことを繰り返していては、市政はよくなりません。

「お任せ民主主義」になっていないか?

多くの人が4年に一度の選挙に投票し、議員や市長を選んでしまえば、後は自治体政治を議会や行政に任せてしまい、さまざま問題が起きても、不満や不安であっても「まあ、仕方ないか」と思いながら、そのくせ裏では「**はダメだ」と批判して済ませてきたのではないでしょうか。しかし、そのような「お任せ民主主義」と「市民総評論家」では地域はよくなりません。

選挙はゴールではなく出発点

「選ぶ側のレベルに見合った議員や首長しか選べない」とよくいわれますが、市民がしっかり選ばれた人たちを監視し、緊張感のある状況を作ることによって、政治家たちの行動も規律されます。質の高い政治が行われるかどうかは厳しい「市民の目」があるかどうかにかかっています。そして、選挙時には選ばれた人たち個々の4年間の活動を評価することも必要です。従って、選挙はただ単に4年に一度のイベントではなく、選んだ側の市民のスタンスも同時に問われているのです。選挙から選挙へ繰り返すそのサイクル全体が選ぶ人の責任でもあります。選挙はゴールではなく、出発点です。

特に今日のように財政問題やら人口減少、高齢化、地域経済の低迷など「持続可能性」を脅かすような地域課題を抱えているときはなおさらです。こういう時こそ、将来を見通すような視野を持った人が不可欠です。「地域社会の将来をどう考えるか」や「これからの自治体政治のあり方をどのようにしていくか」といった視点からみて、政治家たちがしっかりした考えをもっているかどうかがとても大切です。

市民は選ぶ側の責任も問われている

もちろん、通常自治体の政治は議会と行政によって行われていますので、優れた議員、首長を選ばなくてはならないのは当然のことです。しかし、だからと言って議会や首長に「白紙委任」したわけではなく、選んだ側も常に市政とのかかわりを意識していなければなりません。法律にも自治体の政治には直接民主主義のしくみが埋め込まれています。条例の制定改廃の直接請求、議員・長の解職請求、議会の解散請求などがそれですが、自治体独自でも市民参加を行ったり、住民投票条例を作ったりと積極的に市民が自治体政治にかかわることができるよう努力がなされています。市民には「お任せ」ではなく、選ぶ側としての責任も問われているのです。

著者紹介・西寺雅也氏

名古屋学院大学経済学部総合政策学科教授
山梨学院大大学院非常勤講師
前多治見市長

本年3月まで、山梨学院大学教授として山梨を拠点に、北杜市内にも市民講座の講師として度々通われ、この地への理解も深い。

 

小淵沢駅前観光案内所ー管理・運営について

(有)まちづくり小淵沢は、観光協会支部より一部業務分離する形態により、北杜市から小淵沢観光案内所の管理・運営業務の委託を受けております。観光者・来訪者等の案内サービスを市内案内所との連携を図りながら、案内所協賛者様の貴重な協賛金や指定管理費資金などを、効果的に最大限生かせるよう心がけ、運営に務めさせていただいております。

何卒ご理解ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

いいこと探訪2ーエコひいき地産地消協力店 北杜市役所産業観光部食と農の杜づくり課

ショップまちこぶも登録されている、北杜市食と農の杜づくり課の事業のひとつ「エコひいき地産地消協力店登録店制度」があります。

北杜市が全国に誇る自然の恵みから育まれる農畜産物を積極的に活用し、この素晴らしい大地を次世代に残すために環境保全にも取り組む事業者を、北杜市が積極的に応援していこうというものです。

この制度自体も面白く大切な取り組みですが、食と農の杜づくり課という部署名にも取り組みへの思いを感じることができます。課の成り立ちには、従来の縦割り的な行政に対して横断的な取り組みをするために、若手職員からの働きがけで平成22年度からスタートしているなどの背景があります。まちづくり目線で見ても貴重な存在といえ、このような取り組みを今後、更に広げることが求められると感じます。

課のホームページを見ると左のバナー画像が掲載されています。この食と農の杜づくり課の代表的な取り組みです。

今回取材に応じていただいた浅川裕介さんから語られた、身土不二を重んじた食育・地産地消活動には、それぞれの取り組みへの情熱と職務への誇りを感じ、市民も一緒に推進して未来をつくれる希望を大きく持つことが出来ました。(まちこぶ広報)

環境部より 八ヶ岳南麓風景街道の会ー風景街道関東交流会セミナー参加

八ヶ岳南麓風景街道としての日本風景街道関東交流会と、NPO法人日本風景街道コミュニティー設立記念セミナー(8月31日筑波大学文京キャンパス開催)への参加報告です。

交流会では関東各地から活動報告がされましたが、地元八ヶ岳南麓からは、自然いろシート普及委員会により道路景観改善のための取り組みが報告されました。

引き続き行われたセミナーでは、そのNPO代表理事でもある石田東生氏の基調講演と、全国各地から参加の行政・市民団体・中間支援団体に石田氏を加えた、計8名でのパネルディスカッションも開かれ、それぞれの現状報告や官民連携で中間支援がいかに重要か、意識できるような内容でした。

まちづくり小淵沢も地域の中間支援組織として、自らの重要性も痛感し、連携に関する学び多いイベント参加となりました。今後もこの様な交流により全国各地の情報を拾い、小淵沢からの情報も全国に広げていきたいと感じています。