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小淵沢駅舎・駅前広場整備事業 平成25年度前半の動き

小淵沢駅関連整備事業について、前号でお伝えした3月17日の市民説明会、その後の動きは、左図想定スケジュー

ル(同説明会資料の一部)にあるように、駅前広場整備に係る実施設計業務の発注、JR東日本と駅舎実施設計の協定締結、東京芸術大学との本事業における連携の委託が、それぞれ実行されています。

今後の予定について、小淵沢駅周辺地域活性化に係る調査研究業務では、小淵沢周辺地区都市再生整備事業推進委員会を前に、ワークショップによる意見収集を予定しているとのことです。

調整役の市当局としては、スケジュールに則った上での様々な要因への対応を求められ、更に市民の理解納得を獲得していくという、調整が難しい事業です。

地域としては将来に渡り駅はまちの印象であり、暮らしに影響のある決定事項です。それぞれが向き合い理解を深め、地域づくりの大切なきっかけと捉えたいところです。

社説・まちづくり的考察ー文化に向き合うとき

この6月22日富士山のユネスコ世界文化遺産登録が決まり、富士五湖地域はもとよりお膝元でもあるこの山梨も、にわかに活気づいている様子が伺えます。

このように世界中から注目を受けると、純粋な文化への共感の広がりとは別に、それに同調した経済効果を期待する、認められたという本質から外れる傾向が強くなりがちです。

三保の松原まで含んだ「信仰の対象と芸術の源泉」と評価されての登録は、裾野まで広がり左右対称な富士山の心揺さぶられる視点場でもあるこの八ヶ岳山麓としても、文化に向き合うには絶好の機会と言えます。

かつて八ヶ岳信仰で賑わっていたこの地としては、自然を元にする文化形成が地域づくりには欠かせない要素といえ、今までの文化に向き合い、今後は何を推し進めていけばよいか考えなおすことを求められたような気がします。

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楽しみや生きがいの仕組みづくりがまちづくりであるとも言え、多くの人が様々な形で地域の文化に向き合える複合的要素のある場作りが、今後の地域形成にはとても大切な要素と言えそうです。

まちづくりに関わる側としては「既にあるそういった施設やイベントを、どうやって地域に根付かせていくか。」「文化に向きあえず荒廃してしまった場をどう立てなおすか。」「新たに築くときの基本をどこに置くか。」などが浮かびますが、地域の皆さんが、それぞれの向き合える分野で文化に向きあうと、色々な改善策が見えてきそうです。

7・27(土)午後3時から午後8時半-第35回八ヶ岳ホースショーinこぶちさわ

すずらん祭りの前に、「馬のまちこぶちさわ」を代表する夏祭り、八ヶ岳ホースショーが開催されます。

こちらは北杜市小淵沢総合支所内に小淵沢の各団体により構成される実行委員会(☎42-1119)を置き、準備が進められています。

山梨県馬術競技場において開かれるこの催し。障害馬術コンテスト、イベント広場、ヒーローショー、引き馬体験、ホースショー、1500発花火打ち上げなど、馬尽くしの一日を、皆様で堪能してください。

8・14(水)午後2時から午後9時-北杜市小淵沢駅前通り商店街 第28回すずらん祭り

「まつり」といってもいくつもの意味合いの「まつり」という字がありますが、何れも「まちづくり」に欠かせない歴史を、地域と共に築いて来たものです。

中でも多くの市民に馴染み深いのが「夏祭」ではないでしょうか。開催日のみならず事前準備まで含めて、まち全体の賑わいが見えてきます。

すずらん祭りは小淵沢のお盆8月14日に行われ、祭りを前に、商工会青年部を中心とする、すずらん祭り実行委員会では、準備が進んでいます。

太鼓や神輿、盆踊りなどの練習、保育園では子供手作り提灯、その他様々な地域総出の、お祭りならではの光景です。

7・21からは、左のポスターにもある、提灯が商店街の軒先に隅々まで飾られます。この提灯が飾られると、涼しい小淵沢のまちにも夏が訪れたと季節を感じさせてくれます。

老若男女、太鼓を手に駅前通りを練り歩く、練り込み囃子(ばやし)は、初心者大歓迎で参加者を募集しています。

☎36-3155(宮沢)

他にも地域の淵の音太鼓演奏や、ジャズバンド・ダンディーズによる演奏ほか、ご当地○×クイズや大抽選会、引き馬体験、フリーマーケットなど、どなたが来ても楽しめる様な盛り沢山な催しです。

賑わいと懐かしさとを感じに、商店街までお越しください。  ☎36-3115(実行委員会)

いいこと探訪5 薮内正幸美術館・㈱エンウィット 「北杜野鳥MAP」

 野鳥からのつながり

八ヶ岳や南アルプスに囲まれた北杜市には、四季を通じて様々な野鳥が訪れます。

このマップは、はじめての方にも気軽にバードウォッチングを楽しんでいただけるよう、地元の方々と探鳥地や野鳥

関連施設をまとめたパンフレットで、山梨東京のいくつかの施設で無料配布されています。

この企画は小淵沢町の(株)エンウィットと白州町の薮内正幸美術館によるもので、動物細密画家・薮内正幸さんのイラスト提供と、市内の野鳥や自然に関わる方々や組織の編集協力を受け制作されました。

観光業を主体としたマップやガイドブック的なパンフレットの多い中、野鳥という切り口でまとめられた貴重な資料でもあります。

MAPを広げると薮内正幸さんの精密で美しい鳥が散りばめられ、鳥に添えられたQRコードからはスマートフォンなどでその鳥の鳴き声を聞くことができます。

野鳥や自然と親しむことのできる自然観察会の情報や、施設や場所の情報もまとめられていて、野鳥と親しむきっかけが満載です。

野鳥マップというきっかけで市内の野鳥や自然に関わる方々が連携することが出来たこの企画は、「まちづくり」という言葉を掲げずにも自然体での大切な地域づくりに貢献しているものです。

自らの興味の強い分野で地域のことを考えると、地域づくりに大きな一歩を踏み込むことが出来そうですね。

(まちこぶ広報)

是非、北杜の野鳥と人に会いに来てください。

地方自治はおもしろい2-地方分権のはなし

2000年4月1日は地方自治にとって画期的な日でした。地方自治法の大改正をはじめとする地方分権一括法が施行され、明治以来続いてきた国と地方の関係が「上下主従」から「対等協力」の関係に変わった日だからです。日本は戦後の民主化を経ても、とても強い中央集権の国が変わったのです。2000年当時、「自分たちの地域のことは自分たちで決める」ことができるようになったのだと私を含め多くの人たちが語っていました。しかし、役所や役場の職員たちの多くは「地方分権改革が行われても、何も変わらない」と思っていたはずです。

時間が経つにつれて地方分権で自治体は「変わる、変わった」と考えていた自治体の職員と「変わらない」と思っていた自治体の職員では大きな差が出てきてしまうことになります。分権改革は一方で自治体の自立を促し、仕事のやり方も変わり、権限も次第に増えてきました。そして、国や県をあてにするのではなく「自力で自治体を経営する」できるかどうかで、自治体間の大きな格差を生み出していきました。

自分たちで政策を開発し、行政を改革していく自治体が現れる一方で、職員の能力を高める努力を怠たり、地方分権の意味を理解していなかった自治体は「だれも助けてくれない」ことで立ち往生となってしまいました。

「自分たちの地域のことは自分たちで決める」ことを実行していこうとすれば、自治体改革を進め、地域の課題に正面から向き合わなければなりません。そのためには政策をつくるとき市民が何を考え、何を必要としているかを的確に知る必要があります。それをどう汲み取るのかその方法を見つけ出すことが必要になってきます。それとともに、市民、議員、長、職員の間で「合意」を図るためには互いの間での議論が本当に行われているかが問われます。

それは「地域の政治を変える」ことを意味します。これまでのように行政内部だけで決定し、議会に諮ってもきちんとした議論も行われずに政策がつくられていく、そういう過去の政治から抜け出ているのかどうかを市民は監視している必要があります。

地域の課題について行政だけではなく、市民が議論に参加しようとすれば、情報を共有し、同じレベルに立って議論がされなければなりません。「情報のないところに議論なし」といわれるのですが、行政が収集した情報を整理し、分かりやすく市民に知らせているのかどうか、市民が知りたい情報はすぐに取り出せるのか、市立図書館の中に市の発行した調査や統計、あるいは計画書などが系統的に揃っているか、公の会議がどこまで公開されているかも含め、情報の取扱いはとても重要で、その状況を見ただけでその自治体の質が分かるといっても過言ではありません。

まとめれば、「市民が市の政治に参加する仕組みが整っているか」、また、「その前提として情報共有を目指した取組みがされているか」の二つがとても大切だということです。

 

 

著者紹介:  西寺雅也氏

名古屋学院大学経済学部総合政策学科教授・山梨学院大大学院非常勤講師・前多治見市長。

平成24年3月まで、山梨学院大学教授として山梨を拠点に、北杜市内にも市民講座の講師として度々通われ、この地への理解も深い。

ひとことネット講座 ネットでまちづくり1(広報)-実名SNSの登場(社会的ネットワーク)

前3号に渡り、安心して使うために抑えたいポイントをまとめて来ましたが、今回からはまちづくりとインターネットの関係についてです。

高速なインターネットが普及してから、一方的なホームページ閲覧型に、双方向コミュニケーション型のSNSが加わり、ネットでまちづくりがみえる状態に変化しました。

個人や団体が仮想現実としてコミュニケーションを図ることが可能で、その記録を多くの人が閲覧できます。

記録が残るので客観性のある発言が必要で、人物も組織も理論も、前向きで客観性あるものが中心になる傾向にあります。実名SNSの登場が、「ネットでまちづくり」という所以(ゆえん)なのです。

駐在所より 田中富美雄(小淵沢警察官駐在所)-あんしん あんぜん こぶちさわ

春は新入学・新入園と新たな生活のスタートの時期。小さなお子さんたちも今までとは違った新たな生活を始め、道路への飛び出しなどによる事故の多い時期です。ドライバーの皆さんの注意が、子どもを事故から救います。

現在も振り込め詐欺による高齢者の被害防止が課題になっています。我が子・孫、弁護士、警察官、市役所職員、銀行員など信頼できる肩書きを語るなど、あの手この手で、騙(だま)そうとします。例えお金が帰ってくる話でも、必ず誰かと相談しましょう。

いずれもまちの皆様と対話が防犯の第一歩です。お気軽にお声がけください。

「北杜おまわりさんコンサート」(ドリルと合同演奏)が6月1・2日に白州体育館に於いて、国文祭として開催され、警察音楽隊として演奏します。詳細は北杜市より発表されますので、ご確認の上是非お越しください。

社説 公共事業にみる-解決の緒は何処に

自宅を工事する時、皆さんはどの様に業者を選び、工事内容を決定するでしょうか。

過去の検証のもと業者との話し合い、納得し合意を交わしながらまず計画をまとめ、工事中もしっかりとした手順での確認や合意が行われるのが通例ではないでしょうか。

納得行く結果を生むためには、検証と合意形成の質が重要な判断材料といえます。他の日常的な買い物でも、同じ事が言えそうです。

しかし公共事業では、直接の事業主立場にあるのは首長と行政の担当であり、事業ごとに民意や自治体総合計画との調整が必要となり、合意形成の手順も煩雑で、資金面でも補助金などの調整が難しく、事業主に求められることの多い状態と言えます。

少人口の市町村では、専門家的担当者を配置するのは難しく、重ねて首長の合意形成意識が薄い場合、住民不安からの反対運動や、市民説明会が紛糾することがあります。

更に元国営民間企業が関わる公共事業では、当たり前の様に行われてきたことが、民間としては成り立たない場合でも改善されないこともあり、特に事業への関わり方や費用負担などの面で、結果として説明責任が果たされず、批判が相次ぐことがあります。

この25日の広島高裁での一票の格差への違憲選挙無効という判決も、「しっかりとした問題提起の上で、市民理解あっての多数決が民主主義。」という意識が未だ徹底していない現れで、質のいい検証と合意形成が、国も地方も問われる現状があります。

市民に出来ることは、そういったことに注視しつつも、首長も担当者も市民と一緒にその事業をつくっているという視点に帰り対応することが、好結果の近道になると言えそうです。

まちこぶ環境部より参加報告-第2回山梨県 美しい県土づくり推進大会

2月1日にベルクラシック甲府にて、県内各地から景観形成の取り組みをしている団体を集め、推進会議とポスターセッションが行われ、㈲まちづくり小淵沢環境部も参加しました。

本年は県が世界に誇る自然景観や集落景観をはじめとする美しい県土を、さらに磨き上げ次の世代に継承していく活動等を表彰する「美しい県土づくり大賞」も創設され、北杜市の団体からも「八ヶ岳南麓風景街道の会」「自然いろシート普及委員会」が奨励賞を受賞しました。

山梨の良さを活かすこの大会から、様々な団体との協働が、今後期待されます。